普段連休って2日だから、3日目にくると別の意味で疲れてくるね。
もう登校日も残り少ないし、どうせなら学校に行きたいな。
…あのメールの件はもう収集ついたのかな?(タイトルの『鎖』ってのは『チェーンメール』の『チェーン』を日本語訳したものね。 分かるか。)
ただ、どうもね。
普段は誰かが亡くなったりしても、「ありきたりな悲劇がまた起こっただけ」とか「幸福な部類だよ」とか言ってられるんだけど、今回はそうも言ってられないんじゃないかな?
「化学は人間の生活を豊かにしたが、同時に心を貧しくしたのではあるまいか」
これはどっかのロボットのセリフ。
えっと…。
そのロボットの名前が思い出せないなあ。
確か22世紀から来た猫型ロボットで…。ポケットから色々な秘密道具を出して少年のび太を助けるロボットだったんだけどなあ。
とにかく、セリフは本当にその通りだと思う。
人はテレビを発明し、世の中の出来事をいち早く知ることができるようになった。
ただ、その分人とのコミュニケーションをしなくなってしまった。
人は医療機器を発達させ、尊い命を少しでも長く持たせる術を学んだ。
ただ、その分命を粗末に扱うようになってしまった。
体に負う傷より心に刻まれる傷のほうが、きっと重症だよね。
骨折とかは凄く痛いけど、1ヶ月とかもすれば治っちゃうし、少しぶつけたぐらいで再発したりはしない。
ただ心に受けた傷は、1ヶ月とかじゃ治らないし、すこし衝撃を受けただけで、例えばその傷に軽く触れるような発言を誰かがしただけで再発してしまう。それも以前よりもっと深く。
人はメールという通信手段を作ったことにより、何を手に入れたんだろう。
逆に、何を失ったんだろう。
『どうせ人間、生まれながらにして死ぬことは決まっているんだから。それまでに通る道くらい、明るく楽しいものでありたいよね。
だけど実際、人生なんか暗く険しい道だから。
誰かの言葉が光となって、生きる道を明るく照らしてくれたら…。
「人生って悪くないかもしれない。」
そんな風に思えるよね。
たった一つの言葉で世界を変えられるとしたら。それはどんなに素晴しいだろう…。』
いつだったか自分で書いた文章だけど、今は本当にそうだと思う。
1~2日の時間があれば、人間の言葉はどこまで伝わるんだろう。
1人が他の人に1通のメールを送っただけで、何kmも離れた場所まで伝わるんだろう。
今回、あのメールを信じて「なんとかしたい」と外国にメールを送った人もいるらしい。
そんな人達の善意をどうしてくれるんだろう。
きっと誰か一人が軽はずみに送ったメールは今もどこかで回り続けているんだろうな。
1人の人が4人に送るとしたら。
1人がメールを送るのに3分かかるとしたら。
誰もがメールを信じたとしたら。
最初の3分で4人。
次の3分で16人。
次の3分で64人。
開始12分で250人を超えてしまう。
送り始めて1時間後には1099511627776人。既に地球の人口を軽く超えた。
こんな犯罪は、昨日今日始まったことじゃない。
あんなことをする人間は許せない。
ただ、そんな人間を作ったのは、他でもない僕等人間自身なんだ。
自分達で作り上げた状況に自分達が溺れて、苦しんで。
こんな馬鹿なことってあるのかな?
あっていいのかな?
でも、でもさ。
きっとメールを次へと回した人は、他人を思いやる心を持った素晴しい人達だから。
そんな小さな光が集まって、いつか世界を照らしてくれたらいいな。
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